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クレジットカードのデータ分析サービス Spade

 米国のスタートアップであるSpadeは、クレジットカードの明細書をリアルタイムで分析し不正防止を検知するApiを銀行やクレジットカード各社に提供しています。

 

カテゴリーや地理的位置情報データを活用したトランザクションエンリッチメントAPIを開発しています。Spadeの技術により、トランザクション(取引)が詐欺ではなく実際の取引であるかを検知し、支出履歴に一致可能にします。つまり、独自にチェーン店や加盟店からデータを取得することでクレジットの明細をより分かりやすくした情報をクライアント企業に提供するということです。クレジットカードの基本的な決済番号等だけでなく位置情報やカテゴリー化、店舗の営業時間等まで網羅的に情報を提供してくれるサービスです。これらをApiを活用することでリアルタイムで提供してくれます。

 

カード発行会社、不正防止プラットフォーム、ネオバンクなどが不正を検知するモデルを自身で改善することも出来ます。つまり、顧客が不正検知モデルを自由に調整することが出来ます。

Spadeは最近、Andreessen Horowitzをリードとする500万ドルのシード資金調達を実施しています。

https://spade.com/

 クレジットカードの明細書には消費者にはあまり意味を持たない文字、数字、および記号の列が含まれています。

 多くの場合、明細書には何が購入されたかと、どの会社で購入されたかが表示されますが、明細書上の会社名とレシートが一致しない場合はどうなるでしょうか?従業員のために数十または数百の明細書を照合する企業にとって、それは時間の無駄になります。

 

 アメリカでは2020年に1240億ドル以上のクレジットカードおよびデビットカードの取引が処理されたため、データの文字列をより簡単に解読する方法があるとしたらどうでしょうか?それがSpadeが現在取り組んでいることです。

クレジットカード類

この会社は、Oban MacTavishとCooper Hartによって2021年に設立され、データに基づくトランザクションエンリッチメントAPIを開発しています。これにより、悪いデータがリアルタイムでカテゴリー化およびジオロケーション化などの詳細データに変換されます。

 

 Spadeの技術はクレジットデータを「クリーン化」し、クレジットカード決済取引確認をより分かりやすくするためのソリューションを提供しています。

実際の支出履歴に一致するプロプライエタリなファーストパーティのデータセットを提供することで、企業はクレジットカード履歴の全体像を把握できるようになります。

 

Spadeの顧客には、カード発行者、反詐欺プラットフォーム、およびネオバンクが含まれ、支出の制御を実施し、詐欺防止モデルを改善するなどのことができます。

 

Spadeというスタートアップはクレジットカード情報に独自のデータを付加させることでより整理した情報をクライアント企業に提供するサービスです。

 

 

spade.com